2014年8月25日月曜日

最近読んだ本と映画とランニング

ランニングして相応に脚力がついて健康的である反面、口内炎だらけで内臓のほうの体調は良くない模様。


■ 42.195kmの科学 マラソン「つま先着地」vs「かかと着地」



NHKスペシャル「ミラクルボディ」の取材内容の書籍版。
東アフリカのトップランナーをあらゆる角度から分析ししてみたら…という内容。
一番読みたかったのは「つま先着地」の部分。
やはりアフリカのトップアスリートはほとんどが「つま先着地」だそうでな。

「つま先着地」のほうが「かかと着地」よりも脚への衝撃が少なく、省エネで走ることができるらしい。
マカウという選手は忍者のようなすり足で走るため脚への衝撃が少なく、乳酸が溜まるのが普通の人に較べて圧倒的に少ない。
それゆえとても効率的に走れるのだそうだ。

全然関係ないアベベがオリンピックで裸足で走ったのは用意してた靴が合わないので、仕方なしにコーチが裸足で走ることを薦めたそうだ。
自分はてっきり年がら年中裸足で走っていると思っていたので意外なエピソードだ。
結局靴を履くよりも裸足で走って自己記録更新&金メダル。
後にも先にも裸足で走って金メダルはアベベだけだろうな。本当に伝説だ。

ベアフットランニングに関しては



「BORN TO RUN 走るために生まれた」というバイブル的な本があるのだが、とても読みづらい文体で途中で読むのやめた。
訳が悪いのか、それとも本文からして変な文章なのか。この内容を誰が平易な文で書いてくれないだろうか。

■ファイブフィンガーズ BIKIRA LS

いつも履いているファイブフィンガーズのBIKIRAがへたってきたので、2代目のファイブフィンガーズを購入。
同じモデルのBIKIRAを再度購入しようとしたが在庫がないのでBIKIRA LSにした。
BIKIRA LSにしても自分のサイズ26cmはどこも在庫がなく、ネットを探し回ってやっとこ注文。
ちなみにBIKIRAとは「裸足のアベベ」ことアベベの本名「アベベ・ビキラ」からのとったもの。
ベアフットランニング(裸足)とフォアフットランニング(つま先着地)はアベベの時代からぐるっと一周して、また時代の先端になってきたのか。

早速履いて走ってみた。17km。
先週14km走ってマメができてしまったので、靴擦れパッドを貼り、着地時に足と地面ができるだけ平行になるように丁寧に着地するようにした。つま先着地を意識しすぎるとつま先に負担がかかってマメができてしまうから。
とにかく足先に意識を集中して丁寧に走ったら、さほど足も痛くならずに走れた。
もう少し脚力をつけて20kmくらいを普通に走れるようにしたい。

ファイブフィンガーズとは別に靴底が薄くて軽めのレース用のシューズも買おうかなぁ。
クッション入りのシューズだと踵のクッションが大きいのでどうしても踵着地になってしまうし、適当に走っても脚が痛くならないから脚運びが雑になって余計に脚を痛めるような気がしている。※特にメソッド的な根拠はないが。

■虎よ、虎よ


Amazonが薦めてきたので読んだ。
SFオールタイムベストに時々ランクインする名作とされる作品。

憎悪と暴力をミキサーにかけてSF味をつけた濃厚ラーメン。全てが「勢い」で進む。
単なる復讐劇かと思いきや最後には人類へ大命題を喰らわすトンデモ展開。
いろいろな意味で凄いのだが、「勢い」で進むのでその流れに乗れないと置いてけぼりをくらう。
個人的には荒々しすぎの、猛々しすぎて胃もたれ気味な印象。

■Gのレコンギスタ

富野作品で好きなのは「ファーストガンダム」「イデオン」「ザンボット3」。
個人的な印象でしかないのだが、どの作品もなんか怒っているような緊張感がある。
誰が怒っているかというと富野氏自身のような気がするのだが、既成の流れをぶっ壊すべく刃物を振り回すような狂気というか緊張感がどの作品も溢れているような気がしている。

で「Gのレコンギスタ」だ。
ターンA、キングゲイナーの流れを汲む明るめの基調。
キャラクターは今風デザインで作画も安定して女の子キャラは萌えじゃないけどちゃんとチャーミング。
メカ戦はUCに較べると数段落ちるがソコは重要じゃないから別によし。

お話は…。よくわからない。
少なくとも1話でどこの方向に進むかが明示化されてない。これはダメなんじゃないだろうか。
台詞の中によくわからない独自用語が挟まれるが、それが余計に分からなくしている。
たぶん謎として伏線を張るために意識的に説明しないでいるんだろうけど、それはこの明るい作風とあわないだろう。
わからない未消化感だけたまってストーリーがどこに進んでいるかわからず、感情移入してみれない。

明るいキャラクターと精度の高い作画でそれなりには見れるのだが、自分が富野に求めているものってこいうのじゃないんだよなぁ。

もっとオレらを怒ってほしいのよね。

ネットのインタビューを読むと十分ワカモノに対して怒っているけど,作品は全然怒ってないよ。むしろ媚びてる。

唯一富野らしいと思ったことは主人公が戦闘でもう一人の主人公キャラであるアイーダの仲間を殺してしまうところくらいか。
お話が進めば面白くなるのだろうか。でも最初の3話で面白くないなら掴みには失敗していると思うが。

■トランスフォーマー  ロストエイジ

長い。長いよ。この話しに3時間も使うの?
中華戦で睡眠不足もあいまって寝た。
内容もかなり酷いです。

この作品の評論(?)としては町山智浩氏の話がぶっちぎりに面白いのでリンクを。

町山智浩が語る トランスフォーマー/ロストエイジが映画界に与えた衝撃

映画よりもこっちのまとめサイトのほうが面白いな。

何も期待してなかったとはいえここまで酷いとは思わなかった。でも興行収入はぶっちぎり…。
こんなことならイントウザストーム観ればよかった。

2014年8月17日日曜日

最近読んだ本〜なぜか突然、佐藤優著作を漁る〜

「夏休み、もう終わっちゃうのかなあ」
「バカヤロー、まだ始まっちゃいねえよ」
※キッズリターン風

ということで夏休みはないけど、やっと土日休めたのでブログ書くなど。

数ヶ月前にメンタルが弱っていたので精神的な栄養を脳に注ぐために本をドカ買いした。
その中流れで前から読もう読もうと思っていた『国家の罠』作者・佐藤優の著作を7冊ほど購入。

流し読みして良さそうな本をちゃんと読んでみた。

■読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門


まあ所謂ガイドブックじゃんといえばそれまでだが、「知性」というか「勉強」に対しする姿勢がハンパない。
何気に現代文の受験参考書が載っているのも面白く、思わず4〜5冊ほど大学受験参考書を改めて買ってしまった。


■日米開戦の真実 



「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」からの流れで読む。
自分の中でカテゴライズしている「戦争反対っていうけど、どうして負けるのが分かっていた太平洋戦争をやらざる得なかったかをちゃんと説明、解釈しよう」という意図の元に書かれている本。

「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」もそうだが、太平洋戦争を語る上で列強と中国、日露戦争、第一世界大戦の歴史を踏まえないと理解できないということを改めて認識。
日露戦争で賠償金がないながらもロシアからようやく利権を獲得した満州をなんでアメリカの横槍で手放さないといけないのか?というのは至極まっとうな理屈ではある。確かにそう考えるとやらざる得ないのも、わからんではない。
この状況で戦争を回避して、東アジアでどのような立ち位置で国家運営をすればよいのかと問われるともの凄く難しいが。
結局アメリカの属国にならざる得なかったんじゃないだろうか。それ今と同じじゃん!という話はあるにせよ。

■国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて



ずーっと前から読もうと思っていてやっと読んだ。
「オレは無実だ。国策捜査なんかしやがってふざけんな!」という獄中記だと思っていたのだが全然違った。

メインは鈴木宗男事件にまつわる取り調べの一部始終になるがこの本が圧倒的に面白いのはソ連崩壊前後のインテリジェンス(特殊情報)をめぐる丁々発止のやりとりについて。
地道に新聞切り抜きをして分析をし、必要な人物にコンタクトをとりさらに人脈を広げてという、本当のスパイってこういう風にやるのか!と目から鱗の描写の数々。クーデーター時にどこの期間よりも先にゴルバチョフの安否情報を掴んでいたとか凄すぎる。
あまり自慢話的な描写は少なく、事実を率直に淡々と書き連ねているだけなのだが、この人(佐藤優)が突出して優秀で外務省でも一目置かれていたことがよくわかる。

取り調べに対しても異常なまでに冷静沈着な対応で検察を困らせる。

以前リクルートの江副氏が書いた国策捜査の本を読んだことがあるが、それとは大違い。
江副氏の本は事後弁護に終始していたが、佐藤氏は自分がなぜ国策捜査の罠にかかったかを含めて冷静に分析している。

圧倒的なボリュームの事実関係の中に、母親想いの死刑囚の印象的なエピソードなどがあって文筆家としても侮れない。※この死刑囚は連合赤軍の坂口弘。

「この本が出てから色々な人に執筆活動を薦められた」と書いてあったが、これをプロが読んだら当然そう思うでしょう。
知性、経験、分析能力と全く文句のつけようがない。本当に凄い人ですよこの人。

久々に凄い本を読んだと思った。


■週刊とりあたまニュース 最強コンビ結成!編



たぶん新刊で買ってそのまま本棚に放置。
数年ぶりに本棚から取り出して読んでみた。
「国家の罠」を読んだ後にコレを読むとテキストの含蓄の深さに唸る。
西原と組み合わせても際立つ文章って凄い。

トレランと血尿

8月3日にトレイルランニング(トレラン)をしに奥日光に行ってきた。
これまで山は登山しかしてこなかったがランニングもやっていることもあり目先を変えて遊び方を変えてみようかと、初めてのトレランをしてみる。
当初は奥多摩の御嶽山に行くつもりだったが、日光にもコースがあると知って日光に変更。
日光は子供の頃から何度も行っていてとても好きな場所であることと、夏でも涼しく、良い温泉があることが理由。

始発で地元の駅を出て東武線の乗り継いで東武日光駅に8時頃到着。さらにバスで湯元温泉まで。
コースは湯元温泉-刈込湖-切込湖-涸湖-山王峠-光徳牧場- 湯滝-湯元温泉の14kmくらいのコース。

■湯元温泉-金精峠-小峠
湯元温泉の源泉から登山道に入るがいきなりの急登。ペースが分からずに飛ばしたら息が上がってしまい序盤からペースを崩す。
金精峠からペースを落として息を整えていたら割と普通に走れるようになった。

■小峠-刈込湖
下り基調で快適に走れる。ハイキングの人を何人か追い越したが人は少ない。
あっという間に刈込湖に到着。

■刈込湖
とても美しい湖。日光にこんなに美しい湖があったなんて知らなかった。
静かで風も爽やか。いい感じに休める湖畔があって、本当に素晴らしい。
ここでビール飲みながらランチするのも悪くない。
時間があれば1時間くらいぼけーっとしたいくらいに良い場所だったがトレランしにきたので10分ほど休んで走り始める。



■刈込湖-切込湖-涸湖
細かいアップダウンはあるもののほぼ平坦な道。軽快に走れる。
ただ森の中なのであまり爽快感はない。
湖の風景が素晴らしいがかっ飛ばしてしまうので味わう暇がない。

■涸湖-山王峠
箱庭のような高原が広がる。ここの風景も素晴らしい。
ここで中学生の林間学校の集団にぶつかり走れなくなる。
涸湖の休憩スペースでこの集団を追い越して山王峠の登りに。
山王峠の登りも急だが、歩いているなら大した問題ではない。
割とさくっと峠を越える。



■山王峠-光徳牧場
山王峠の開けたベンチで休憩。
光徳牧場へは完全な下り基調。凄い勢いで駆けて降りていくがこれが正しい走り方なのかよくわからず。
結構ドタドタとショックを吸収せずに走っているのだがこれでいいのだろうか?
このショックは脚に確実にダメージを与えると思うのだが…。
ここでのショックは脚でなくて別のところに出ることになる。



■光徳牧場-戦場ヶ原
光徳牧場で休憩。目的のアイスクリームを食べる。
光徳沼から逆川の横の登山道を走る。
光徳沼も逆川の渓流も美しく爽やか。日光の自然の素晴らしさを実感できる。



■戦場ヶ原-湯滝
この辺でガクっとペースダウン。また戦場ヶ原は木道なので人がいると走れない。
ここの区間は殆ど歩いている。
風景は相変わらず素晴らしい。もうどこ行っても綺麗だよ日光。


■湯滝
湯滝に着く頃には脚がガクガクに。
ここで地図をちゃんと確認せずに適当に進んだばかりに逆方向のハイキングコースを歩いてしまい、周回コースをへてまた湯滝に戻ることに…。初めての道間違いで動揺したが、ハイキングコース程度なのでダメージは30分程度の行程で済んだ。
道をちゃんと確認した後に、湯滝の右につけられた長い階段を進む。
ここの階段が結構辛い(滝を登っているんだからそりゃそうなんだが)



■湯滝-湯元温泉
湯の湖が見えればあとはクールダウンというか流し状態。
ハイキングしている人が多いのでここも殆ど歩いた。

初めて走ってみた感想。
当たり前だが同距離ならばロードと比べものにならないくらいハードでしんどい。
「走る」ということにおいて同じだが似て非なるもの。同じ自動車レースでもF1とパリダカくらい違う。
このハードは走りを70kmとか100マイル(160km)とか果ては日本海から太平洋とか、トレランの大会は常軌を逸している。
フルマラソンはなんとか完走できそうな気がするがハセツネ70km完走も自分には無理だ。

しかし登山とは別のアプローチで山を楽しめるのはいいことだと思う。
今回のコースは登山をしていたら、「こんなのハイキングコースじゃん」と選択肢にならないが、トレランという機会を得てこのような美しいコースと出会えたことは良いことだ。
また装備を圧倒的に軽量化することで移動のスピードが上がることを実感できたこともよかった。
トレランじゃなくても装備を思い切って軽量化し、その分スピードアップして登山するのもありなのではと考えた。

湯元温泉の日帰り温泉につかり、バスで帰路につく。
が、大渋滞で15時に湯元温泉を出発し東武日光駅に到着したのが17時半…。

東武日光駅で何気にトイレに行きお小水をすると…。

ワイン色の尿が…。こ、これは血尿???

また体の一部が損傷したのか…と、もの凄く落ち込む。
右目は人口水晶体だし、脳の中にはチタンのクリップが埋まっているし、これ以上躰がぶっ壊れるのは勘弁して欲しいのですが。

後日で病院に行って調べてもらった。
エコーでみたが膀胱も腎臓も問題なし。癌とかではない。
尿にタンパクも赤血球もなし。よって腎機能も問題なし。

ではなんで血尿が?
激しい運動(強烈に体に振動をかける)をすると腎臓が上下に振れて出血することがあるそうだ。
出血はするが健康には特に影響ないとのこと。よかった。
お医者さんは「腎臓の鼻血みたいなものです」といっていた。

ググるとマラソンで血尿を出している人のブログとかが結構見つかる。
よくある症状らしい。

ということで血尿の件は杞憂に終わった。

また来月にあたりに日帰りにでどこかに行こうかな。

2014年7月21日月曜日

トレイルランニングを始めようかと


突然だがトレイルランニング(トレラン)をやってみようかと思い立つ。
でもまだ走ってない。



きっかけは書店で平積みになっていたヤマケイのトレランの本。
前から気にはなっていたが、最小限の装備で走るので電車移動の自分には向かないのではと考えていたが、会社帰りのランニングでは5〜6kgのペイロードを背負っているのでそれを考えたら、トレラン以上登山以下の装備で走れば良いだけなのではないか、と考え直した。

また山登りのバリエーションが増えるかもしれないとも考えた。
北アルプスを縦走とかしてしまうと、低山だと物足りなくなってしまうが、トレランであれば低山でも楽しめる。
トレランの場合はむしろ低山のほうが爽快に走れて楽しいだろう。

自分のロードのお気に入りのコースに荒川河川敷がある。
河川敷はそれなりに緑も多く、川風が気持ちいい。
これが自然が多く緑が濃い山道だったらさぞかし気持ちいいだろう。
歩いて気持ちいいんだから、走ったらもっと気持ちいいに違いない。

ということでfbで「トレランやりたいけどコースわからん」と呟いたら何人かにアドバイスをもらった。
筋金入りの人からのアドバイスもあったが、自分はまだ初心者なので低山でいい。

コースはいろいろ調べて御嶽山-金比羅尾根にしようと決めたのだが「全国トレランコースガイド」という本を読んだら日光にもコースがあることを知る。


日光の地図を見て「この登山道は走れそうなんだけどどうなんだろう?」と思っていたそのままズバリのコース。
日光は温泉もあるし、標高が高く涼しく、何度も旅行で行っている好きな場所なので始めて走るコースは日光に決定。


装備類はヘッドランプ、エイドキット、レインウェア、ウインドブレイカー、グローブ、サングラス、ハイドレーション、ドライレイヤーなど、ほぼほぼ登山道具を流用できるので、シャツとランニング用ソックスとキャップなどを数点のみ新規に購入。
シューズはトレラン用ではないがTNFのGore-Texのローカットを所持しているのでそれを流用。
ザックは普段通勤で使っているドイターのヤツをとりあえず使う。トレラン用のザックだと着替えとか容量的に入らないし。
トレランを頻繁にやるようになったら専用のザックの購入を検討しよう。ザックの前にシューズか。

コースも決めたし装備も揃えたので、天気が回復しそうな連休最後の日に行こうとしていたのだが…。

ランニングで足首を痛めてしまった。
調子が良いのでいい気になって20km走り、次の日にまた走っていたら5km走って痛くなった。
先週は突然爪の古傷が化膿して病院に行くハメになったりして怪我が多いな。

ググってみたら腓骨筋腱炎らしい。理由はオーバーユース。
休養すれば問題なく直るらしいが、折角筋力がついてきて気持ち良く走れるようになってきたのでここで休むのは悔しい。

歩くのは全く問題ないのでトレランやらずに普通に日帰りで登山かハイキングでもするか…。
始めて走るトレランはいつになることやら。

「増田さん、そもそもトレランとか行く暇あるんですか?」とコースを教えてくれた知人に言われた。
行くよ。行く,行く。仕事はまあ忙しいけどさ。なんとか時間をつくって行きます。

2014年7月14日月曜日

最近観た映画とランニング

※オール・ユー・ニード・イズ・キルのネタバレを含みます。


■ランニング
習慣化するために雨が降らない限りは何が何でも毎日走るようにしてみた。
終電で帰れないときはタクシーで家の手前数kmの適当なところで降りて走った。深夜の1時とかに。アタマおかしい。
2週間続けて走ったら、やっと脚が動くようになってきた。この調子で少しづつ距離を延ばしていこう。
今は夏なので一気に無理なペースで走ったりすると熱中症になるので、ペースアップは抑えて徐々に走行距離を延ばす。
すでに夏の時期にランニングで2度ほど熱中症になったことがあるので、長距離を走る場合は小まめに水分補給をして、体温を下げるために適宜小休止を入れて涼むようにして走っている。
休まずに長距離を走るのは秋以降になるまでやらない。マジで熱中症でぶっ倒れる。
秋になるまではペースアップせずに脚力のベースを鍛えることを専念する。あとはダイエット。


■オール・ユー・ニード・イズ・キル(劇場)
よくあるループものかと思いきやゲーム的エッセンスを取り入れて新鮮味のある展開に。
「死ぬと最初から再開」というのはゲームの構造そものものなんだが、話の展開もその通りに。
死なないようにするために、敵の動きや人の動きを徹底的に憶えて先にすすむ。まさに「憶えゲー」
ハマリ状態になると「この状態で試してない手は○○だ」とか丸っきりアドベンチャーゲーム。
相棒のヒロインはハマリと判断すると「リセットよ」と言って主人公を銃でぶち殺す。
何度も何度もダメだと分かると速効ぶち殺す。
あまりに早く判断するモノだから「ちょっと待て」とか主人公が言い出す始末。
このリセットのテンポが素晴らしくて、途中から爽快感さえでてくる。
惜しいのは最後の展開がイマイチ判然としないのと、ビジュアルがプライベートライアンとスターシップ・トゥルーパーズから進化してないこと。

■ワールド・ウォーZ(WOWOW録画)
思っていたほどにはトホホ映画ではなく、ストーリー自体は悪くない。
エルサレムの壁の描写とかSF的な引きもあるんだが、回収せずに全力でスルー。なんで?
まあブラピ扮する主人公の無敵ぶり(死にそうにない感じ)があまりにご都合主義すぎる。

■トロールハンター(WOWOW録画)
モキュメンタリーとしての「らしさ」があまりに希薄で演出された映画のようにしか見えない。
クローバーフィールドのほうが圧倒的に上。

■仁義なき戦い 頂上決戦(WOWOW録画)
1作目にあった異常なまでの命の軽さ加減、命のやりとり感、いつ死んでもおかしくない緊張感は、戦後直後の空気を反映したものだったと思うが、時代が高度成長期に入りそのキリキリした緊張感と死の臭いはなくなった。
やはり「誰が死ぬんだろう」という切迫感がないと観ていてつまらない。

■真夏の方程式(地上波放映)
安定の東野圭吾原作。しかしTVドラマの域を脱しない。ドラマでいいじゃん的な。
東後圭吾原作映画は原作におんぶにだっこ過ぎる。もっと映画として組み立てることを考えろ。
まあコレは原作からしてフツーの出来なので仕方ないけど。

■レッドライト(WOWOW録画)
みるんじゃなかった…。デニーロもシガニーウィーバーもこんなに映画出るなよ。
真面目な謎解きがあるかと思いきやどうでもいいオチじゃないか。

■レミーのおいしいレストラン(地上波放映)
安定のピクサー印。面白くないわけがない。
一番美味いものがアレというのは「美味しんぼ」を含めて世界共通言語なんだろうか。

2014年6月29日日曜日

「走ることについて語るときに僕の語ること」を読む



村上春樹の小説はどうにも性に合わなくて読まないのだが、エッセイなどは文章のリズムが秀逸なので時々読む。
Amazonがなにげに自分にオススメしてきたので購入して読んでみた。
※文庫版があったのか…。間違えてハードカバー版を買ってしまった。今リンク生成して気づいた。ぐぬぬ。


改めてフルマラソンを走ろうと思った。
ちゃんと走り込みをしようと思った。

この本は「走ることは楽しいですよ。みんな走りましょう」的なことは書いてない。
しかし自分が走ることで感じている様々な事が文章として結晶化されていて、何故自分が走っていたのか、快調に走り続けていたときの感覚を思い出した。

習慣的に走ると言うことは自分の躰との対話になる。

「今日は20km走ってみよう。ん?12kmですでに体重いな、最近仕事で疲れていたからかな?」

とか。

この本は同じような感覚で綴られている。「あの時はこうなってマズかったから、次はこうした」「○○やってもよくならなくて、こうしたら上手くいった」
常に調整を加えながら少しづつ自分の高みを目指す。
アスリートのような暑苦しいストイックさではなく、静かでクールなストイックさ。文化系的なストイックさとでもいうのだろうか。

ランニングしてない人に「そんなに長距離走って何が楽しいですか?」とよく聞かれるが、自分がランニングしている理由は以下の通り。

①メンタルヘルスの維持
継続的に走っていると落ち込むことがない。あまりクヨクヨ悩まない。
そして頭がスッキリする。
②登山をするための体力維持
テント装備約15kgを担いで1日で上高地から槍ヶ岳まで歩けるようにするため。
③少しづつ距離を延ばしたり、タイムが縮まるが楽しい
仕事でPDCAサイクルを廻すのと同じ。Nike+で記録を見るのも楽しい。

「走る」こと自体が楽しいの?と言われると別に走ることが楽しいわけではないと思う。ただ昔から体力だけで運動神経を問わないスポーツ(走るだけとか水泳)は得意なので性に合っているとは思う。膝とか痛めたことないし。

クランチが祟って体調を崩していて、体長調整のためにランキングを再開していたのだが、これを読んで改めてフルマラソンを完走するためにちゃんと走ってみようと思った。

ランニングをしている人は是非読んで欲しい。
自分がランニングで感じていることが次々と整理されて気持ちいい。

ランニング本でもう一つオススメなのがこちら。

 

この本は「トレーニングは負荷をかけないとダメ」という激烈にシンプルなことをわかりやすく解説してくれる。
「フルマラソンは○○で楽に走れる」的なガイドブックが多いなか、本質なことをズバッと書いてあって目から鱗。
さすがメダリストを育てたコーチは違うね!と思わせる。

負荷をかけないと成長しないというのは、当たり前なんだがいろいろ考えさせられる話だ。

2014年6月16日月曜日

観た映画と読んだ本


弱っている脳味噌に栄養を与えようとドカドカと本を買い込むなど。

■アクトオブキリング
インドネシア右派勢力による100万人規模の虐殺事件の当事者にその当時の事件の模様を演じさせるという凄まじいドキュメンタリー。
虐殺の加害者が虐殺方法やレイプについて嬉々として語っているのが正気の沙汰ではないのだが、これが何の罪のも問われず、問われないどころかTVに出演してその時の模様を語っちゃうとか、完全に狂っているいうか、本当にインドネシアは現代国家として機能しているんだろうか?と恐怖のどん底に突き落とされる。

「あれは戦争だったんだ。だから犯罪じゃない。現にオレは捕まってないし」という虐殺者がいるのだが、確かに戦争だったら何千人と殺してもいいのかもしれない。戦争に勝ったならば戦争犯罪にも問われない。それどころか英雄あつかい。

自分は「人はなぜ虐殺するのか?」に対する回答を求めてホロコーストやルワンダのドキュメンタリーや本を読んだりするのだが答えはない。この映画も「人はなぜ虐殺するのか?」に答えを出さない。ただ虐殺があったことだけを提示するのみで答えはない。

「人はなぜ虐殺するのか?」にSF的な仕掛けをもって回答した『虐殺器官』はやっぱりすごいよねと思う。

この手のドキュメンタリーであれば『ゆきゆきて神軍』のほうが気が狂っている度の尋常じゃなさ加減で優れている。
この映画に出てくる登場人物のほうが圧倒的な数で人を殺しているハズなのに…。

■春を背負って
木村大作はこんな人情話なんか撮ってないで『孤高の人』を映画化しろや、と思っていたら、『孤高の人』のロケが現実的に不可能ってことになってこの企画になったそうな。うむー。やはり冬の北鎌尾根でロケをするのはどう考えても無理だよなぁ。
下記リンクに書いてあった…。

http://www.haruseotte.jp/director.html 

立山のロケは本当に素晴らしい。
雪の剱がかっけー。
鹿島槍から登る朝日綺麗。
ああ、また行きたい。今度は残雪期に行きたい。

でも山小屋の内部がセット臭いなぁ。山小屋あんなに広くないし、そもそも本当の大汝休憩所はもっとショボイぞ。
山小屋の内部もロケでやって欲しかったなぁ。無理か。

蒼井優はこの映画のためにモンチッチカットにしたようだが、可愛い演技しすぎ。
他の演者が比較的ナチュラルな演技なのに蒼井優だけ全力で笑顔を振りまいていて気持ち悪い。やり過ぎだ。

あと演者全員モンベル着ているのはどうかと思う。
そりゃタイアップしているのはわかるけどさ。
タイアップしているであろうイモトの登山部だってそれなりに色々なブランド着ているのにモンベル一択というのはどうにもリアリティなさすぎ。TNFとかホグロフスとか適当に散らせ。

ロケが良いのでそれなりに楽しめた。まあ山好きじゃない人には何も刺さらないだろうけど。


■沈黙の艦隊とジパング
何気なしに沈黙の艦隊を全巻読みたくなってので読み直した。
ジパングは最初しか読んでなかったのでこれも全巻買って読んだ。

感想。
突き詰めるとどっちも同じ話。
海と船と核爆弾の話。
タカ派の海の男とハト派の海の男がケンカして、最後にタカ派がハト派に未来を託して終わる。

ジパングはもう少し時代背景の分析に深みがあるかと思ったが、自分的にどう処理するのかと興味をもっていた石原莞爾とか満州の話は放っておかれて終わってしまった。

いやー、あれでは講和には持ち込めないと思うよ。
満州と中国の処理を適当にして終わっちゃうのはどうなんでしょうか。
現実問題として再度ハルノートを全面的に受け入れるとか無理だと思うんだが。最後の部分がツメアマな気がする。
やっぱり海の漫画だからなんだろうか。うーん。


■それでも、日本人は「戦争」を選んだ

ジパングを読んで改めて太平洋戦争の起因とその当時の状況を勉強し直そうとして購入。
ついでに山川の歴史教科書も買い込んでこの辺の歴史を整理し直し。

日清戦争から太平洋戦争までの「どうして戦争が必要だったか?」が分かりやすく纏まっている。良書。
ただ太平洋戦争の部分は説明が少なくてこれだけでは理解できない。

これを読んで分かることはいつの時代も「中国」とどうやり合うか?がテーマなんだと。
それは現代でも方向性は違えど同じなんだと思った。