2014年1月5日日曜日

年末年始にみたもの


■年末年始
ひたすら寝正月。とにかく寝た。もう眠り病なんじゃないかってくらい。
そして毎日走った。
そしたら大分体調が戻って気がする。イライラが収まった。

逆にこれまで異常なレベルで自分がイライラしていたことに気づいた。
これは改善しないとマズイ。ストレス抑制のために継続的にランニングをしようと思っている。
忙しくなる→時間がない&疲れている→走れない→ストレス溜まる→イライラの流れだと予想しているが、忙しくなる=イライラなので卵か先か鶏が先か問題で正しいかどうかはわからない。とりあえずコレで改善するかやってみる。

■キルラキル
バンダイチャンネルで見てない回を全部潰した。
最初見たときは「キューティーハニーじゃねーか!」と思ったがそれ以外にもイロイロオマージュが入っていてややこしい。スケバン刑事とか。
誰かも言っていたが「主人公が戦うモチベが薄い」「努力してないのにドンドン強くなる」の2点が気になるが、物語のテンションは高く、濃度も濃いので毎回楽しめる。満艦飾マコのキャラがいままでにないパターンの天然で良い。
強い装備ほどに露出度が高くなるってMMORPGの文法かと思っていたがアニメにも進出してきた。

■仁義なき戦い
WOWOWで特集していたので録画して見た。
20数年ぶりにみたのだが、超オモシロイ。
70年代の元気のいい日本を反映しているのか、とにかくエネルギッシュ。
バイオレンスというよりも溢れんばかりの生命力というか活気が凄い。
若い時には全然ピンときてなかった裏切り、和合などの人間模様もオモシロイ。
いまでいうとベンチャー企業の骨肉の争いみたいな感じ。
年を重ねないと分からない人の恨み辛みがわかってこその面白さがあるということなのか。

■ハンガーゲーム
『ハンガーゲーム2』の評判がいいので予習のためにHDDの肥やしの中から引っ張りだして鑑賞。
「バトルロワイヤル」との類似性が問われているけど確かにこれはパクりだなぁ。
作品はというとジェニファー・ローレンスの魅力だけでもっている。他の女優だったらもっとダメな映画になっていたと思う。


■かぐや姫の物語
『ハンガーゲーム2』の予習のため昨日1作目を見たのだが、「ハンガーゲームはWOWOWでもやるけど、かぐや姫はWOWOWでやらないなぁ。今のうちに観ておくか」と半ば義務感に駆られて鑑賞。


全然全く期待していなかった。あまり評判よくないし…。
強いていえば「竹取物語でまさかサヨク映画とらないよね?」というかなり偏屈な期待はあったのだが、竹取物語をネタにサヨク映画は無理だろうと思っていたし。

がしかし。
ちゃんとサヨク映画になっていた。竹取物語だけどサヨク映画。
普通の人はちょっと自然賛歌的に受け取るかもしれないけど、オイラはちゃんと受け取ったぜサヨク思想をw
かぐや姫が糸を紡いだり、反物を織ったりってなんで”姫”が労働してるんだよ。
さすが元東映動画労働組合委員長高畑勲やるな!スゴイよ!
四季のある日本って素晴らしい!
自然素晴らしい!生きとし生けるもの素晴らしい!
原発反対!!


世間の評判は「竹取物語そのままの話なのでダルい」ということだったが、高畑のサヨク成分をモチベーションに鑑賞していたのでそれなりには見れた。まあダルいとえばダルいが。

作品としてはとても良く出来ている。派手じゃないけどいぶし銀的な。
美味しんぼの究極のメニュー的なアレですかね。山岡の結婚式で出したアノメニューと同じ方向性。
ご飯、味噌汁、干物、漬け物という質素だけでもと日本人の原点を厳選された素材と手間暇かけてて作るというアレです。
内容は地味だけど研ぎ澄まされた技術によって珠玉になり得る的な。日本的な文化背景も込みで。

話の流れ的に月に帰るメタファをどう処理するのだろう?と興味津々で観ていたのだが、ああ来るとは思わなかった。
「なんで月の迎えが仏様なんだよ、ウサギじゃねーのかよ」と思ったら、要するに死のメタファなのね。なーるほど。
んで月に帰ったら赤ん坊に戻ると…。ああ輪廻転生ですか、ってスターチャイルド(by 2001年宇宙の旅)かよ!!と思った。

竹を切るシーンが超絶リアルで感心した。アレは本当に竹を切った経験がないと描けない。
※竹林で竹を切ると枝どおしが干渉しあうので切っても倒れない。

女童(声:田畑智子)が良い味を出していてチャーミー。






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