2012年2月4日土曜日

脳動脈瘤の手術をした・精密検査編

【セカンドオピニオン用のCDROMに入っていた精密検査の画像】


平成23年7月中旬にJ大学に造影剤による精密検査を受けるために入院。

■1日目
AM10時より入院。
股の付け根よりカテーテルを入れるため下の毛をバリカンで剃るように看護士さんより指示。
入院前に言ってくれれば剃っておくのに…と思いつつバリカンで剃る。看護士さんによる目視のチェックが恥ずかしい。
さらに血栓防止のため弾性ストッキングの購入も指示。
シャワーにも入っておくように指示される。
それ以外は血圧、体温の測定以外は特になし。

■2日目
カテーテルの検査。10時くらいに手術室に移動。
局部麻酔による検査開始。
カテーテルが血管に挿入されるが全く感覚はなし。ただ挿入口の部分は時々痛い。
先生のかけ声で造影剤が血管に投入される。指定された部位がカッっと熱くなる。
なんのかんので1時間くらい撮影。
その場で3DCGによる瘤の画像が生成される。
最初の先生の一声「根治させるならば開頭したほうがよいですね。一応カテーテルの先生にも聞いてみますが」
画像を見ると瘤の開口部が広く、素人の自分が見ても「カテーテルは無理かなあ」と思う。
精密検査後は大腿の動脈にカテーテルを通したため止血のため寝返り禁止4時間と言われる。
この寝返り禁止4時間というのが辛い。検査途中からすでに背中から腰が痛くなり始めていて病室に戻ったときにはすでに強烈な腰痛が。体を絶対に動かしてはいけないので筋肉を伸ばすことができず、どんどん腰が痛くなる。
安静にしているのがこれほど辛いことだとは思っていなかった。


■3日目
検査の結果はチームで検討してからお話ししますということで支払いを済ませて帰る。
費用は約8万円。

■検査結果
J大学の見解。
詳細な血管の撮影の結果から、瘤の大きさは4mm~5mmの間。瘤の開口部が広がっているためカテーテルでプラチナのワイヤーを挿入しても出てきてしまう可能性があり、カテーテルによる治療はできない。よって治療するとすれば開頭手術をするしかない。
しかしながら手術をすることによる合併症等のリスクは3%~5%、今の瘤の位置の大きさを鑑みると破裂する可能性は今の所は1%以下の0.5%程度だと考えられる。リスクを鑑みると手術するのではなく定期的に経過を見たほうがよいと判断します、とのこと。
順天堂大学医院の所見は「経過を見る」ですが他の病院では「手術したほうがよい」と判断される病院もあるかもしれません。ですのでセカンドオピニオンを受けることをオススメします、と言われる。


手術したいと思っていたのに開頭による手術にはリスクがあると言われてビビる。
そして頭を爆弾を抱えたまま、この先どうすれば良いのかを思い凹む。
病気の発生が確率の雲の中にあるので判断が難しく、この見解には正直かなり陰鬱な気持ちになった。
しかし、「セカンドオピニオン」の勧めがあったので開頭手術の術数が多い病院を調べ、そこにセカンドオピニオンに行くことにする。

(セカンドオピニオン編へ)

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