2013年2月18日月曜日

登山を始めたきっかけと大仁田厚氏


今朝「笑っていいとも」をなにげに見ていたらタカアンドトシが大仁田厚氏がFMWを立ち上げた時の話をしていた。

「たった5万円でプロレス団体を立ち上げた」という例の話なのだが、自分はこの話を大仁田厚氏本人から聞いたことがある。

今はゲーム開発を生業としているが、大学卒業して最初にした仕事はTV番組制作会社でのADからだった。大仁田厚氏とは「どうぶつ奇想天外」という番組の「幻の巨大魚タキタローを追え」という番組で仕事をご一緒させて頂いた。

タキタローというのは、山形県朝日村にある大鳥池にいるとされる伝説の巨大魚。
「釣りキチ三平」にも出てくるという、一部の人には有名な魚。
これを捕まえるために地元の釣り師や渓流釣りに強いプロと大仁田氏で大鳥池にロケに行ったのだ。

件の話はこのロケに入る前日の食事(というか宴会)の席で聞いた。すすきので高級ソープをおごってもらったという話と一緒に。
FMW立ち上げ前の話として、飲み屋やキャバレーなどを大々的に経営していて物凄く儲かっていた時期があって~というくだりがあるのだがひとまず割愛。

5万円というのは電話加入権代というのは有名な話。これで団体を設立したと。
当時の電話加入権は7万円なんだけど、これは加入権を安く売る業者から買ったそうだ。
リング代は知り合いの工場のおっちゃんに後払いで作ってもらったそうだ。自分の記憶が確かなら15万円。
で、この話には後があって、

「5万円で電話引いたんだけどさ、その電話番号の下3桁が777だったよね。俺さ、コレでイケルって思ったんだよ」
※下3桁だったかどうかは記憶が曖昧。777が番号には含まれていたことは確か。

確かにその当時のFMWの電話番号はその通り。
これには「へー」と素直に感嘆の声を漏らしてしまった。
自分はあまり験を担がない人(というか占いとか、神頼みとか全然しない)なのだが、これはこれで何か納得させる力があった。

FMWとはその後招待されて電流爆破デスマッチを観たり、千本針達成パーティーなどに招待されたりしていたが、自分が会社の辞めてしまったのでその後の付き合いはない。

で、なんでこれが登山のきっかけになったかって?

タキタローが棲むと言われている大鳥池。歩いて3時間かかる山上の湖なのだ。
このロケのために都合3回、大鳥池とその周辺の山に登っただが、この時に登った東北の山と自然が本当に素晴らしく、会社を辞めた後も1人で登るようになったのだ。
登山の基本的な技術は一緒に仕事をしていた元登山部の先輩から教えてもらった。

このロケではヘリを飛ばすスケジュールを間違えて大変なことになったり、30kgの荷物を担いで6時間歩いて物凄い辛い目にあったりと、思い出深い。

いつか時間ができたら再度大鳥池に行ってみたい。
東北の山は静かで穏やかでそして自然が濃い。本当に素晴らしい場所だ。
そもそも麓に移動するまでに1日必要だし、移動にかかるコストもバカにならないので、なかなか行くのが難しそうではあるが。

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