「戦火の馬」「リンカーン」と真面目でちゃんとした作りなんだけど、面白くもないし心に響かない作品が続いているスピルバーグ。今回もこの流れ。
冷戦が舞台なので「ミュンヘン」にあった泥臭いエログロバイオレントな作風を期待したが、予想以上の優等生ぷりで弾けた映像も特にない。
ハリウッド映画にしてはリベラルな視点で、その点だけはもの凄く感心する。主人公がCIAに憲法を語るセリフは拍手を送りたいくらい。
しかし、それが故にクソ真面目過ぎて面白味が欠ける。いや、別に、映画で観たいのそういうのじゃないし。
ソ連スパイ役のマーク・ライアンスの演技が飛び抜けて良くて、それだけが拾いもの。
スピルバーグのポリティカルモノでは「ミュンヘン」や「シンドラーのリスト」が傑作だが、これはユダヤを描いたモノだからなのか?※スピルバーグはユダヤ人。
yasu_blog
ゲーム屋さんの日々徒然です。
2016年1月20日水曜日
2016年1月10日日曜日
PC自作する
自宅のWindowsPCが画面がチカチカするわ、動作が激重になるわ、CPUファンから異音発するわで、使えなくなったので新たに自作することにした。
2006年に自作したCore2Duoのマシン。24時間電源入れっぱなしで9年も動いたのだから大したもんだと思う。途中でマザボを1回交換したけど。
新規自作マシンのパーツ構成は以下の通り
2006年に自作したCore2Duoのマシン。24時間電源入れっぱなしで9年も動いたのだから大したもんだと思う。途中でマザボを1回交換したけど。
新規自作マシンのパーツ構成は以下の通り
■CPU:Core i3 6100 BOX
i5にしたかったけどお金ないのでi3で我慢する。これでもCore2Duoより3倍速い。
i5にしたかったけどお金ないのでi3で我慢する。これでもCore2Duoより3倍速い。
■マザーボード:ASUS H170-PRO
安定のASUS。長期的に使うことを考えてDDR4対応でメモリスロット4つのマザボを選ぶ。
SATAが4スロットだが、6スロットにしておけばよかった。
安定のASUS。長期的に使うことを考えてDDR4対応でメモリスロット4つのマザボを選ぶ。
SATAが4スロットだが、6スロットにしておけばよかった。
■メモリ:CFD Panram W4U2133PS-8G (DDR4 PC4-17000 8GBx2)
お金なくても快適性を考えて16G。
お金なくても快適性を考えて16G。
■ケース:Antec P100
前のケースのスイッチがガタガタだったので新規に。安定のAntecだが今のケースよりもデカくてビビる。
背面に配線が廻せるのでケーブルがスッキリ!
前のケースのスイッチがガタガタだったので新規に。安定のAntecだが今のケースよりもデカくてビビる。
背面に配線が廻せるのでケーブルがスッキリ!
■ストレージ:MacBookAirを換装したときに余ったSSD256G
余っていたSSDを再利用。SATA変換基板をネットでみつけてくっつける。
HDDは前のマシンからそのまま移す。
余っていたSSDを再利用。SATA変換基板をネットでみつけてくっつける。
HDDは前のマシンからそのまま移す。
■DVDドライブ:前のマシンの
■電源:前のマシンがトラブった時に検証用で買ったけど問題なくて余っていたヤツ。
■OS:Windows10 Home
安定のWindows7を使いたいところだが、最新の事情に疎くなるのもよろしくないのであえて最新OSで。
パーツ合計費用、66,204円。
ケチケチ路線だが、安物買いはせずにパーツを吟味して選んだわりには安くできた。
CPUはへぼいけど、マザボとメモリは最新アーキテクチャにしたので後々の拡張も可能(なはず)。
ケチケチ路線だが、安物買いはせずにパーツを吟味して選んだわりには安くできた。
CPUはへぼいけど、マザボとメモリは最新アーキテクチャにしたので後々の拡張も可能(なはず)。
1月1日にドスパラでぽちって2日にパーツ到着、3日に組み立てた。
昔は秋葉原のパーツショップを一軒一軒回って買ったのに、便利な世の中になったものだ。
昔は秋葉原のパーツショップを一軒一軒回って買ったのに、便利な世の中になったものだ。
使ってみた感想。
Core i3でも十分速い。サクサク。SSDを起動ドライブにしたから起動速い。音も静か。
Windows10は8を最初に触ったほどにはイラつかない。Office365を使っている自分にはOneDriveも使えて便利。
これで5年くらいはもつかなぁ。
Core i3でも十分速い。サクサク。SSDを起動ドライブにしたから起動速い。音も静か。
Windows10は8を最初に触ったほどにはイラつかない。Office365を使っている自分にはOneDriveも使えて便利。
これで5年くらいはもつかなぁ。
2015年12月30日水曜日
2015年映画ベストテン
年末に自分的振り返りでやる、その年にみた自分的映画ベストテン。主に映画秘宝のベストテンとの答え合わせ用。録画やBDなどを含めると鑑賞した本数は65本。そのうち劇場で観たのが25本。劇場で鑑賞したモノからベスト10を選ぶ。
①スターウォーズ フォースの覚醒
②キングスマン
③マッドマックス 怒りのデスロード
④シェフ 三ツ星フードトラック始めました
⑤エベレスト3D
⑥クリード
⑦百日紅 Miss HOKUSAI
⑧イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
⑨ジュラシック・ワールド
⑩チャッピー
1位と2位に越えられない壁がある。スターウォーズぶっちぎりの1位。
「フォースの覚醒」をみると、プリクエルがいかにつまらなかったのを再認識した。本来の作り手から離れた故に、世界が自由になって、抜群に活気のある作品になった。
観たかった物をこれ以上ないクオリティで作ってくれた。4回くらい泣いた。JJありがとう。
何故マッドマックスが3位なのかって?自分はマッドマックスは1作目が大好きなんです。なので2の世界観の延長にある今回のは…。あとマックスはやっぱりメルギブがいいな。
※これは個人的な振り返りで書いているので、「オマエがベストに入れているから観たけど、つまんなかったぞ」というのはナシで。鑑賞は自己責任でね!
①スターウォーズ フォースの覚醒
②キングスマン
③マッドマックス 怒りのデスロード
④シェフ 三ツ星フードトラック始めました
⑤エベレスト3D
⑥クリード
⑦百日紅 Miss HOKUSAI
⑧イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
⑨ジュラシック・ワールド
⑩チャッピー
1位と2位に越えられない壁がある。スターウォーズぶっちぎりの1位。
「フォースの覚醒」をみると、プリクエルがいかにつまらなかったのを再認識した。本来の作り手から離れた故に、世界が自由になって、抜群に活気のある作品になった。
観たかった物をこれ以上ないクオリティで作ってくれた。4回くらい泣いた。JJありがとう。
何故マッドマックスが3位なのかって?自分はマッドマックスは1作目が大好きなんです。なので2の世界観の延長にある今回のは…。あとマックスはやっぱりメルギブがいいな。
※これは個人的な振り返りで書いているので、「オマエがベストに入れているから観たけど、つまんなかったぞ」というのはナシで。鑑賞は自己責任でね!
2015年12月28日月曜日
映画『クリード』
『クリード』の評判がいいので鑑賞前に『ロッキー』シリーズ復習大会。
3と5を鑑賞してなかったので、いい機会だと1作目から6作目のファイナルまで一気通貫にみた。
一気に見ると、ロッキーとスタローンが作品の中でぐちゃぐちゃに渾然一体になって、よく分からないドライブ感と高揚感が出てきてヤバイ。
3と4がクソ作品なのは歴史的評価として自明なのだが、イイ気になっていた時代のスタローンの人生とMTV的なカッチョイイ演出などが相まって、今みると絶妙な味わいに。
この後に再び落ちぶれる5とファイナルがあるので、人生を浮き沈みを感じてさらに味わい深い。
もう本当に人生そのものですよ、このシリーズ。自分もジジイになって涙もろくなったせいか、5とファイナルの何気ないシーンで泣いてしまう…。
1作目を改めて見直してみると、作品中のロッキーのまぐれ活躍ぶりとシンクロするかのように、映画のほうも割と普通にに撮っているぽいのにに奇跡的なカットや演出がたくさんあって、作者であるスタローン(脚本だけで監督はしてないけど)のわき上がる劣等感と抑えきれない創作意欲がグツグツと煮えたぎって、とんでもないことになっていて何度見てもやっぱり凄い。
そして何度見てもラストで泣く。傑作ですよ。もう歴史的傑作。見てない人は1度は観るべき作品。
ロケ地のフィラデルフィアに一度でいいから行ってみたい。
3と5を鑑賞してなかったので、いい機会だと1作目から6作目のファイナルまで一気通貫にみた。
一気に見ると、ロッキーとスタローンが作品の中でぐちゃぐちゃに渾然一体になって、よく分からないドライブ感と高揚感が出てきてヤバイ。
3と4がクソ作品なのは歴史的評価として自明なのだが、イイ気になっていた時代のスタローンの人生とMTV的なカッチョイイ演出などが相まって、今みると絶妙な味わいに。
この後に再び落ちぶれる5とファイナルがあるので、人生を浮き沈みを感じてさらに味わい深い。
もう本当に人生そのものですよ、このシリーズ。自分もジジイになって涙もろくなったせいか、5とファイナルの何気ないシーンで泣いてしまう…。
1作目を改めて見直してみると、作品中のロッキーのまぐれ活躍ぶりとシンクロするかのように、映画のほうも割と普通にに撮っているぽいのにに奇跡的なカットや演出がたくさんあって、作者であるスタローン(脚本だけで監督はしてないけど)のわき上がる劣等感と抑えきれない創作意欲がグツグツと煮えたぎって、とんでもないことになっていて何度見てもやっぱり凄い。
そして何度見てもラストで泣く。傑作ですよ。もう歴史的傑作。見てない人は1度は観るべき作品。
ロケ地のフィラデルフィアに一度でいいから行ってみたい。
2015年12月13日日曜日
映画『要塞警察』
「タバコあるか?」
ナポレオンかっこいい。
DVDが長らく絶版で見ることが叶わなかったが、やっとこさBDで再版された。
導入がチンタラしていたり、アクションが牧歌的など、映画的な流行り廃りの古さはあるが、プロットは悪くなく、その後に続く80-90年代アクション映画の原型となっていると思われる 暗闇の中を攻めてくるギャング団がゾンビにしか見えない。「ゴースト・オブ・マーズ」はセルフパロディだったのか!
ナポレオンかっこいい。
DVDが長らく絶版で見ることが叶わなかったが、やっとこさBDで再版された。
導入がチンタラしていたり、アクションが牧歌的など、映画的な流行り廃りの古さはあるが、プロットは悪くなく、その後に続く80-90年代アクション映画の原型となっていると思われる 暗闇の中を攻めてくるギャング団がゾンビにしか見えない。「ゴースト・オブ・マーズ」はセルフパロディだったのか!
2015年11月29日日曜日
映画『007 スペクター』
文芸作品かよ、と思うくらい格調高い撮影(褒め言葉)で全く007ぽくないクソ真面目なサム・メンデス演出は健在だが、今回は少し洒落っ気があったので楽しめた。
オープニングの長回しや会議シーンなど痺れるようなシーン、文句なしの美形&ナイスボディなボンドガール、キャラの立った敵役、アクションシーンもド派手、アストンマーティンのボンドカーのカーチェイスもあるしで、お腹いっぱいフルコース状態なのだが、自分的にどうしてもサム・メンデス演出のテンポが体内リズムとあわず全体的に冗長な感じが。
個人的にはクリストフ・ヴァルツ の長回しの演技がみたかった。※この人長回しすると、もの凄い細かい演技をするので。
オープニングの長回しや会議シーンなど痺れるようなシーン、文句なしの美形&ナイスボディなボンドガール、キャラの立った敵役、アクションシーンもド派手、アストンマーティンのボンドカーのカーチェイスもあるしで、お腹いっぱいフルコース状態なのだが、自分的にどうしてもサム・メンデス演出のテンポが体内リズムとあわず全体的に冗長な感じが。
個人的にはクリストフ・ヴァルツ の長回しの演技がみたかった。※この人長回しすると、もの凄い細かい演技をするので。
2015年11月18日水曜日
新・映像の世紀「第一次世界大戦」を見て
新・映像の世紀「第一次世界大戦」を見て、「第一次世界大戦の大きな流れを分かり易く説明していて素晴らしい!」と思ったのだが、世間の評判は「編者の意図が押しつけがましい」「旧シリーズは事実を淡々と繋いでいてそれが良かった」という声が多く、賛否両論らしい。
なので再放送で 旧作「映像の世紀」を見てみた。第一次世界大戦は「第2集 大量殺戮の完成」で描かれている。
大きな違いは新シリーズがアラビアのロレンスを軸としたオスマントルコ領土に関するイギリスの三枚舌外交についての説明を大きく割いていること。 今日に続く中東の民族問題や宗教戦争のきっかけがこれにあったとするという流れで番組は構成されている。旧シリーズはアラビアのロレンスとパレスチナにさらっと触れただけで特にフォーカスはしていない。
前作が制作された1995年は湾岸戦争後だしパレスチナ問題も相変わらずモメてはいたが、日本人の感覚からすると当時はそんなにこの地域はフォーカスされてはいなかったと思う。 それが今やISやシリア難民などの問題で採り上げられることが多く、その世相が反映されているのかなあと思っていたら、フランスでテロがあって然もありなんと思った。
同じ映像を用いていても時代によって描かれ方は違う。ドキュメンタリーといっても編者の意図によって偏向はある。今回二つの「映像の世紀」を見比べることで「第一次世界大戦」が多面的にみれて理解がより深まった。
NHKにはこの調子で20年おきに「映像の世紀」を制作して欲しい。
なので再放送で 旧作「映像の世紀」を見てみた。第一次世界大戦は「第2集 大量殺戮の完成」で描かれている。
大きな違いは新シリーズがアラビアのロレンスを軸としたオスマントルコ領土に関するイギリスの三枚舌外交についての説明を大きく割いていること。 今日に続く中東の民族問題や宗教戦争のきっかけがこれにあったとするという流れで番組は構成されている。旧シリーズはアラビアのロレンスとパレスチナにさらっと触れただけで特にフォーカスはしていない。
前作が制作された1995年は湾岸戦争後だしパレスチナ問題も相変わらずモメてはいたが、日本人の感覚からすると当時はそんなにこの地域はフォーカスされてはいなかったと思う。 それが今やISやシリア難民などの問題で採り上げられることが多く、その世相が反映されているのかなあと思っていたら、フランスでテロがあって然もありなんと思った。
同じ映像を用いていても時代によって描かれ方は違う。ドキュメンタリーといっても編者の意図によって偏向はある。今回二つの「映像の世紀」を見比べることで「第一次世界大戦」が多面的にみれて理解がより深まった。
NHKにはこの調子で20年おきに「映像の世紀」を制作して欲しい。
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