2015年12月28日月曜日

映画『クリード』

 『クリード』の評判がいいので鑑賞前に『ロッキー』シリーズ復習大会。
3と5を鑑賞してなかったので、いい機会だと1作目から6作目のファイナルまで一気通貫にみた。

 一気に見ると、ロッキーとスタローンが作品の中でぐちゃぐちゃに渾然一体になって、よく分からないドライブ感と高揚感が出てきてヤバイ。

 3と4がクソ作品なのは歴史的評価として自明なのだが、イイ気になっていた時代のスタローンの人生とMTV的なカッチョイイ演出などが相まって、今みると絶妙な味わいに。

 この後に再び落ちぶれる5とファイナルがあるので、人生を浮き沈みを感じてさらに味わい深い。
もう本当に人生そのものですよ、このシリーズ。自分もジジイになって涙もろくなったせいか、5とファイナルの何気ないシーンで泣いてしまう…。

 1作目を改めて見直してみると、作品中のロッキーのまぐれ活躍ぶりとシンクロするかのように、映画のほうも割と普通にに撮っているぽいのにに奇跡的なカットや演出がたくさんあって、作者であるスタローン(脚本だけで監督はしてないけど)のわき上がる劣等感と抑えきれない創作意欲がグツグツと煮えたぎって、とんでもないことになっていて何度見てもやっぱり凄い。

 そして何度見てもラストで泣く。傑作ですよ。もう歴史的傑作。見てない人は1度は観るべき作品。
ロケ地のフィラデルフィアに一度でいいから行ってみたい。

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